DJI製品をはじめ現在販売されている無人航空機対象のドローンは非常に高性能で誰でも購入可能な価格です。
飛行方法も、スマホアプリによる操作だけで、自動離着陸や撮影、衝突回避センサーの採用などで一見簡単に操作できそうです。
実際、室内で飛行させてみても離陸やホバリング、数メートルの移動などを体験すると簡単に感じてしまいます。
その流れで、屋外飛行にチャレンジしてみると、そこには様々な「壁」が立ちふさがっているのです。
今回は、屋外でドローンを操縦すると起きうる危ない現象を解説します。
広い屋外でドローンを飛行させて100mもの距離までは慣れると様々な分からないことが発生します。
先ずは、ドローンがどっちを向いているのかがとても分かりにくくなります。
ラダー(水平回転)を動かして、見たい方向にカメラを向けてからドローンを近くまで戻そうとすると、想定外の方向に飛行してしまい最悪は壁や立木などに衝突してしまう恐れがあるのです。
衝突回避機能は低価格のDJI Mini2などには装備されていないので衝突は避けられないのです。
ドローンの操縦の難しさは、ラダー操作でドローンの向きを変えることで、自分が見ている方向とドローンが進む方向が変わってしまい、「前進(エレベーター)操作」で右や左に機体が進んでしまったり、「左右(エルロン)操作」で離れたり近寄ったりすると初心者の方はパニック状態に陥り操作を誤って衝突させるケースが非常に多くなっています。
目標地点までに使用するバッテリーが50%で帰りも50%使えば大丈夫!と思っていませんか?
多くのドローンに使用されているリチウムポリマーバッテリーの特性として、残量が35%を切ると著しくバッテリー電圧が下がってしまうのです。
ガソリンのように一滴まで同じ燃費ではないのです。
そのため、バッテリー残量が不足して飛行中に墜落防止機能が発動、飛行途中に湖に落下や山林で不時着し捜索不能なことになってしまいます。
ドローンを飛行したことがある経験者でも体系的に専門知識を身に付けていないと、限定した経験での判断しかできない為、起きた自称に対処することは難しいと思います。
私たちドローン操縦を業務としてこなし、ドローンスクールでの教育経験も豊富なプロドローンインストラクターが皆様のドローン操縦上達を安全で効率よくサポートしています。